広島カープセ・リーグ3連覇おめでとう!!巨人以外のセ・リーグV3を望まない雑音によく耐えた!!

ついに広島カープがセ・リーグ3連覇を達成!!しかもセ・リーグでの巨人以外のチームによる3連覇は初めてのことだけに非常に価値のある話だ。セ・リーグで巨人以外のチームが3連覇したことでさすがに巨人中心主義もある程度は薄れることだろう。これで野球界における価値観が変わることに期待したい。

それにしても今年はV間近になって生みの苦しみを味わい、7月の時点ではまだまだ巨人の逆転V、つまりメークドラマ再現を期待する声が多く見られた。それほど巨人以外のセ・リーグ球団にとってV3への道のりは険しかった。むしろセ・リーグでは巨人以外のチームに3連覇以上してほしくないという声も各方面から聞かれ、広島の大物OBですら
広島の独走V3を許してはならない!
と叫び、暗に巨人優勝を望んでいたくらいだ。そのような逆境に立たされても今年の広島は8月以降もほぼブレず、崩れずよく耐えて頑張ったと思う。

今回はホームのマツダスタジアムで鮮やかにセ・リーグ3連覇達成したが、本当にマツダスタジアムは広島にとって心強く、対戦相手にとっては大きな圧力となった。昨日のヤクルト戦ではヤクルトが2位濃厚になるほど遅まきながら調子を上げてきたにも関わらず10-0と一蹴。また、マツダスタジアムはボールパークを参考にしたデザイン・企画が魅力的でそれがにわかファンも含め多くの観客が足を運び、試合によってはビジター席でも8割が広島ファンというケースがあるのも広島ナインにとっては大きな後押しになったのではないか。3連覇した今から広島を応援すると「にわか」「ミーハー」と揶揄されることもあるだろうが、今や野球界でJリーグの浦和に近い赤一色になってきた広島のマツダスタジアムなら予算や時間が合えば足を運ぶ価値はあると思う。

広島といえば、カネの面では不利を被っているが、それでもドラフト戦略が高く評価されている。いくつかポイントをあげると

①トップダウンで強化方針に一体感がある
②野手については肉体的強さ、特に脚力と肩
③投手についてはオーソドックス
④立ち居振舞い・性格的にマジメかどうか

①については、長年のスタイルで知られているが、1人の選手に対して複数のスカウトでチェックする、いわゆる「クロスチェック」はしない。1人の選手をマンツーマンで見るからこそ意見がバラバラにならず、無名でも一芸に秀でたような人材を早めにノーマークで引き抜けることがある。その分目利きが求められる。例えば菊池涼介は、当時のスカウトが他球団からのマークを恐れ、チームの総意だった下位指名を撤回してまで2位獲得できて現在に至っている。また、松田元(はじめ)オーナー自身が「年代別選手表」なるポジション別選手評価表を考案し、スカウトは長期的な戦略に立ったチェック活動がしやすくなっているのも大きい。

②はまさしく強力打線を形成するのに必須。現在4番を打つ鈴木誠也の指名が象徴的。2012年ドラフト2位での獲得だが、元々は3位以下の評価で、元来は後に阪神入りする北條史也の方を上位評価していた。だが当時の野村謙二郎監督は足の速さにこだわった末に鈴木を選択した。鈴木以外でも情報収集力を生かしてノーマークに等しい逸材を獲得したケースも少なからずあった。これは脚と肩は先天的でプロ入り後から鍛えても大きな伸びは期待できないという考えから生まれたものだろう。何より十分見極めた末に脚と肩の強い選手を並べ、打撃での確実性を磨けばそれだけスケールの大きい陣容になる。もちろん先天的で仕方がない要素があっても広島は獲得した人材を徹底して鍛え上げるため、肉体的な強さ・タフさが求められる。

③スピード・制球力・ハートの3拍子が揃った投手を狙う傾向が多い。また投げるだけで打つことや総合レベルでは物足りない、古典的な投手はいらないともしている。巨人やソフトバンクのような巨大戦力を揃えるのはほぼ不可能なだけに、投手でも9番目の打者として打撃も貢献してもらいたいというポリシーが感じられる。

④カネがなく、FA戦線では引き抜かれる一方ゆえに、スカウト陣が目利きをフルに生かして好素材を発掘、猛練習で鍛え上げるのが広島の伝統となっている。それだけに性格や立ち居振舞いをあらかじめチェックする。猛練習に耐えられるタフさもさることながら、試合中の表情や不協和音の有無なども監視、それをクリアした選手だけが集まるからこそ、ミスはあっても誰も弱音を吐かず、ケガによる長期離脱も少なくなった戦闘集団になれたのだろう。

こうしてみると広島はこのやり方を長年ブレずに続けているからこそ、安定した強さを保てるようになったといえる。松田オーナーも他チーム、あるいはJリーグクラブのオーナーでも考えてなかったであろうアイデアを持って真摯に強化に携わっている。その上集客のアイデアも斬新で大衆の目を引き、ほぼ満員で赤一色となるスタジアムで対戦相手を心理的に圧倒する。この流れが続く限り、広島は黄金時代も夢ではないだろう。ただ次はクライマックスシリーズが控えている。昨年はDeNAに泣かされただけに、今年はCSの呪縛を乗り越えてほしい。
ただ本音を言うとCSはもう廃止してほしい。やはり今年の広島みたいに1年間通してどれだけ勝ったかがその年の強さを示しているのだから・・・。

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