イニエスタ&ポドルスキは確かにすごい!だがプロなら忖度は必要ない!資金力格差に怯える必要はない!

最近のヴィッセル神戸の金満ぶりには大いに不満はあるが、それでもアンドレス・イニエスタとルーカス・ポドルスキはあらためてすごいと言わざるを得ない。そう痛感した。

8月19日に行われたJ1リーグ23節の湘南vs神戸の試合を見た感想だ。

湘南は神戸にとってはイニエスタが途中出場でデビューした時に煮え湯を飲まされた相手。それだけに注目度が高く、今回はポドルスキもそろい踏みしただけにBMWスタジアム平塚はチケットが完売したとのこと。

試合は、序盤はしばらく湘南得意のハードプレスが効いており、さすがの神戸もボランチ藤田直之と長身FWウェリントンが出場停止だけに多少は手こずると思われた。だが前半37分にはポゼッションが続いたところから、ポドルスキが右から中央に入りイニエスタとパス交換。そしてイニエスタはペナルティーエリア右方に絶妙な浮き球パス。先日G大阪から移籍し、この日神戸でのデビュー戦となった192cmのFW長沢駿が湘南DF2人に競り勝ってボールを落とす。そこに三田啓貴が合わせてシュートを決めて先制。まさに現有戦力を巧く複合させた形でのゴールだった。その後、後半に入ると湘南のプレスがあまり効かなくなったが、やはりイニエスタとポドルスキ中心のポゼッションサッカーが機能したのだろう。さらに後半31分には右からのスローインで三田が運び、外でフリーになっていたポドルスキが持込みシュート。強烈なあまり、GK秋元陽太が前に弾いたところを郷家友太が押し込み追加点。そのまま2-0と勝利。

本当に神戸は楽天三木谷浩史オーナーやスポーツダイレクター三浦淳寛氏が目指すバルセロナさながらのポゼッションサッカーを目指しているのはわかった。そしてイニエスタやポドルスキが新加入選手や若手をうまく活かそうという素振りも見えた。今年加入した高卒の郷家友太や今夏移籍加入した長沢駿、岐阜の古橋亨梧も早いうちからイニエスタ&ポドルスキ中心のサッカーに触れて問題なくフィットしていたのが何よりの証拠だ。

ただ近年はこのように新加入選手や若手選手が育ってきたり、戦術にフィットしているだけに神戸、というより楽天グループの金満なやり方が残念だ。特に外国人枠撤廃は、せっかく若くて可能性のある日本人の若手育成に歯止めをかけるリスクを伴い、同時に資金力有利なチームだけが格段に強くなり戦力格差が生まれることでJリーグ従来の「均衡・下剋上」という魅力が削がれてしまう。楽天グループも村井満チェアマン率いるJリーグもその点は考慮してほしい。

また、最近は特にイニエスタブームで神戸戦のチケット完売が続くのは結構なことだが、その分対戦相手が神経質になりすぎたり、ちょっと厳しいチャージを仕掛けただけで通常以上に叩かれる傾向が見られるのも悩みどころではないか。

19日の湘南vs神戸では湘南MF齊藤未月がネット上では叩かれている。
この試合ではイニエスタとマッチアップすることが多かったが、前半22分頃に齊藤がイニエスタに激しいチャージを見舞った。ピッチの中央にいたイニエスタが左足でパスを出したタイミングでチャージし、イニエスタは左ひざを抑えて悶絶。このプレーで会場内のほとんどの選手、サポーターたちは当然のごとくイニエスタが立ち上がるまで不安そうに見守り、異様な雰囲気になっていた。幸い2,3分後にピッチに戻り、試合は結局神戸の勝利。そして試合後のネット上では齊藤への批判的なコメントが続いた。

だがプロなら生活がかかっており、ちょっとの緩みやミス、躊躇で契約にも影響することだってある。まして齊藤は湘南ではまだレギュラーが保証される身分ではない。特に湘南は戦力・資金面で不利なため、どうしてもフルタイムアクセルを踏み込んでの戦いが要求される。それを知らずに齊藤、ひいては湘南を批判するならサッカーを見るのをやめた方がいい。またイニエスタにしても、スペイン代表やバルセロナでの試合ではもっと激しいチャージを何度も受け、そのたびに乗り越えてきた。だからW杯優勝だって経験している。むしろ同じピッチ上で、お互いプロとして尊重し合うなら、遠慮なく全力でぶつかり合うのが筋というもの。そしてお金を払って会場で観戦したり、DAZNで視聴しているサポーターだって特定のチーム・選手に対して忖度したり腰が引けたようなプレーをしているのを見ても面白くないはず。むしろ齊藤はよくやったし、ケガもイエローカードももらってない若手を前半のうちにさっさと交代させることが過去何度かあった曺貴裁監督は、このケースでも齊藤は交代させなかった。それは齊藤の「カネや戦力格差、世論の神戸びいきに負けない!」という熱い思いを感じ、チーム全体で共有させたかったという意図があったからだろう。

この日の湘南は確かにイニエスタ&ポドルスキ中心のパスサッカーに徐々にペースを奪われ完敗した。だが今日のような思いで戦い続ければ今年のJ1リーグでは残留、あわよくば中位進出は可能だと思う。また、今後神戸と戦うチームもこの日の湘南のような熱い思いを持ち、同時に神戸を徹底研究して神戸にぶつかってほしい。確かにイニエスタとポドルスキは偉大だと思うし、他の選手もよくやっているとは思うが、それでも楽天グループや村井満チェアマンの金満体質むき出しの言動、特に外国人枠撤廃は許せない。なので、少なくとも神戸には来年のACL進出を果たしてほしくない。何としても神戸がリーグ戦5位以下、天皇杯敗退で終わるための、いわば神戸包囲網を形成すれば、それはそれで優勝争いとは別の意味で盛り上がるからね。特に資金力で不利なクラブにとって最近の神戸の潤沢な補強は不愉快に映るはずなので、「ナメられてたまるか!」という気持ちで頑張ってもらいたい。

そして最後に一言。
スポーツはカネでやるものじゃない!スポーツに忖度はいらない!
資金力格差に怯えるな!!

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