J1参入プレーオフは磐田快勝で残留!J1とJ2の格差は大きいが昇格組にも来季躍進の可能性はある!!

今日行われていたJ1参入プレーオフ決定戦での磐田(J1リーグ16位)vs東京V(J2リーグ6位からの勝ち上がり)は磐田が2-0と勝利。前半に若手FW小川航基がPK、後半にMF田口泰士が直接FKで得点。文句なしでJ1残留を決めた。一方でJ2でのプレーオフを勝ち上がってきた東京Vはこの敗戦でまた来年もJ2での戦いになる。

思えば先週末のJ1最終戦、リーグ2連覇の川崎相手に1-0とリードしながら終盤にかけて立て続けに失点し、勝ち点41で5チーム並んだ中で得失点差が最も不利になり、9割方ありえなかった16位に転落。一方で東京VはJ2でのプレーオフトーナメントではいずれも順位が上で引き分け=敗退となる中でライバルの大宮と横浜FCを倒し、勢いが出てきた。まして来年でクラブ50周年、そしてかつての名GK藤川孝幸氏死去で、どうしても報いたいというモチベーションがあり、サッカーファンの間ではほぼ東京V有利と考えられていた。

ただ試合を見ると、磐田が予想以上に押し気味の展開が続いた。今年は3バックが主体だったが、この日は4バック、しかも中村俊輔や川又堅碁はベンチ入りで何か開き直りが感じられ、攻撃では東京Vの3バックの脇を狙ったり、ピッチの幅をうまく使っていた。もちろん東京Vもここ最近神がかってきたGK上福元直人を筆頭にしっかりした守備からのカウンターを狙っていた。それでも前線にはなかなかボールが収まらず、ルーズボール争いもほぼ磐田が制していた。

そして前半40分、中盤からのスルーパスに対してFW小川がうまく抜け出て飛び出した上福元よりかろうじて先にボールに触れて倒れたことでPK獲得。このPKを小川が相手の虚をつくようなシュートを決めて先制。今回の試合は引き分けでも東京Vは敗退扱いになるだけに、重い1点となったようだ。

後半には早いうちに選手を2人交代。中でもFWレアンドロは近年磐田戦でのゴールが多く、おそらく長年のサッカーファンならば、2005年のバレーが柏相手に1試合で6点とったように磐田をひっくり返す可能性もあると思ったはずだ。それでも磐田は下がり気味になることなく、前からのプレスを続け、前半のドウグラス・ヴィエイラ同様、レアンドロもボールが収まらない展開となった。そして後半40分には田口が絶妙なコースのFKを直接決めて追加点。残りロスタイムを含めても10分あるかないかでは、さすがに名将ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督が率いる東京Vも昇格に必要な3得点には届かなかった。

この試合に向けて磐田は川崎戦の悪夢からのメンタル回復がカギとなっていたが、名波浩監督が就任後珍しく非公開練習を続け、それによって相手に手の内を読ませなかったのが大きかった。だが同時に非公開練習が続いたからこそ、磐田の選手たちも集中を保って練習できたのだろう。まさにこの日の磐田は引き分けでもOKの条件付きながらも一戦必勝の姿勢が感じられた。

一方で東京Vは名将ロティーナ監督のもとで2年間、守備から入る形で洗練されたサッカーを見せてくれた。得点数ではJ2の中でトップクラスにはなれなかったものの、安定した守備とここ一番での勝負強さは感じられ、好調時にはJ1上位に匹敵するくらいの質が見られた。

その東京Vでも今回J1で16位だった磐田相手に事実上の完敗というのはちょっとショックだ。確かに磐田は昨年6位で今年はダークホースだったはずだが、それでも怪我人の続出、そしてそれに伴う得点力低下、守備崩壊ですっかり自信をなくし、何より最終戦での悪夢から東京Vならば付け入るスキはあると思われた。磐田はこの試合に一戦必勝の姿勢で臨んだものの、あれだけ洗練されたはずの東京Vが通用しなかったことを考えると、J1とJ2の格差は大きくなっていると言わざるを得ない。今年の天皇杯では浦和相手に0-1と惜敗だったが、浦和より格下の磐田相手に通じないとなると、もし来年J1で戦うことになった場合、相当の苦戦続きになるだろう。

もちろんすでに自動昇格を決めた松本と大分に至っては、戦力的にも質的にも東京Vより劣るだけに、よほどうまく補強しないと前回のJ1同様1年で返り討ちになると思う。

最近のサッカー界は国内外問わず「カネが全て」の風潮になってしまっている。そうした中で松本や大分、あるいはJ1でも資金力で劣るクラブには「サッカーはカネでやるものじゃない!」という意地を見せてもらいたい。あわよくば来年はJ2降格経験のない鹿島や横浜Mが今年の磐田や名古屋みたいに苦しむ展開になってほしい。そのためには下位チームや資金力不足なチームほど、この鹿島や横浜M相手には今日の磐田みたいな一戦必勝の姿勢で立ち向かってもらいたい。夏場だと後半息切れするだろうが、それでもラッキーなPKなどで先制できれば気持ち的には楽になるというもの。あれだけ洗練された東京VがJ1復帰できなかったのは残念だし、さらに戦力の劣る松本や大分に期待しすぎるのは酷だろうが、それでもまずは昇格組の松本や大分が鹿島など上位陣相手にうまく勝てれば、来年は今年以上に残留争いが盛り上がるはずだ。とりあえず松本や大分は今回昇格できなかった東京Vの分まで頑張ってほしい。今年の残留争いの盛り上がりと2位広島の失速ぶりを考えれば、勝負所でのミスを極限までなくすことで下馬評での下位チームが上位進出する可能性だって十分あるのだから。とにかく昇格組やその他J1下位候補チームは一戦必勝の姿勢で戦うべきだ。

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