2018年J1残留争いが面白くなってきた!9位神戸と17位G大阪が勝ち点6差なのだから!

2018年のJ1リーグもついに残り7試合(台風の影響で8試合のチームもあり)となった。従来なら優勝争いがクローズアップされるはずだが、今年は下位の残留争いの方が白熱して面白くなってきた。最下位長崎が勝ち点27、同じく自動降格圏17位のG大阪が勝ち点30。かと思えば9位神戸が勝ち点36。一時はACL出場圏内に肉薄していたはずの神戸が理論的には自動降格圏転落もありうるほど下位チームが大健闘し、中上位クラブも安閑とはしていられなくなったのだ。

思えば近年は村井満チェアマンの上位チーム偏重、すなわちACL参戦チームへのえこひいきのせいでJ1リーグは上位と下位の格差が大きくなり、天皇杯も上位3チームのいずれかが優勝して番狂わせの楽しみが削がれ、すっかりJリーグはつまらなくなったと思っていたが、今年は久々に残留争いが盛り上がる本来のJリーグの魅力が帰ってきた。

中でもW杯による中断前の時点では名古屋・G大阪・鳥栖が絶望的と囁かれていたが、この3チームはなりふり構わず補強や監督交代など大胆な変化を取り入れ、8月以降は名古屋は7連勝、鳥栖にしても得点力不足は続くものの失点は最小限に抑え、着実に勝ち点を増やしてきた。G大阪も守備を整備して川崎を撃破してからは自信を取り戻したかのごとく3連勝。長崎も夏に入ってから最下位に転落したが、9月の中断後の連勝で勝ち点27に伸ばし、近年の最下位チームよりもハイペースの数字になってきた。一方で主力の引き抜きさえなければ安泰と思われた柏・湘南・横浜Mは中断前のボトム3を突き放せず、横浜Mに至ってはミロシュ・デゲネク、金井貢史・下平匠が流出で守備崩壊、最近は不協和音も囁かれるようになっていた。昨年6位の磐田は当面大丈夫と思われたが、なかなか勝ちきれず、27節には不協和音があったはずの横浜Mに負け、17位G大阪と勝ち点3差に。次の湘南戦で負けたら17位転落の危機もありうる。

それ以上に驚き、笑えたのが神戸だ。一時はACL出場圏内に肉薄し、来年は外国人枠撤廃によって一気にアジア制覇とまでぶちまけていたのに、最近は4連敗。26節G大阪戦に敗れ3連敗した直後に吉田孝行監督を解任、ファン・マヌエル・リージョ氏を監督就任させるものの、ビザ取得が完了するまでのつなぎとして林健太郎氏を暫定監督とした。だが浦和戦では人気の司令塔アンドレス・イニエスタがコンディション問題で欠場し、戦い方も特に前半はチグハグで0-4と大敗。この試合ではもし浦和が負けていたら浦和は9位ながらも17位チームと勝ち点5差、その後2連敗すれば降格圏転落の可能性もあったが、負けた神戸が9位となり17位G大阪と6差となった。カネで次々と他クラブの主力選手を強奪してACL出場を本気で狙い、最近ではしきりに「バルサ化」なるフレーズを連発しているチームがこの終盤に17位での自動降格の可能性を残しているとは本当に笑える話だ。資金力不足で神戸に主力を引き抜かれたクラブは今頃溜飲が下がる思いでニヤニヤしているだろう。

残留争いがこれほど激戦になったのは、DAZNマネーによってJ1とJ2での差が大きくなったことやW杯中断期間が約2か月もあって補強や再建がしやすくなったこともさることながら、今年から昇降格のレギュレーションが微妙に変わったことも影響していると思う。

昨年までは16位以下の3チームは全て自動降格だった。だが今年から基本的にJ1では17位・18位は自動降格、16位チームはJ2の3~6位で行われるプレーオフトーナメントを勝ち上がってきたチームとの入れ替え戦で決着をつけるシステムとなっている。引き分けならJ1の16位が残留。だからこそ16位以下になっても絶望せずに済み、特にJ2から主力を引き抜いたクラブはJ2事情をよく知り、万が一入れ替え戦に回っても強気で戦えるというメリットがあるため、モチベーションを高めて最後まで戦う気力を保てるのだ。また今年はJ2で町田がJ1ライセンスを持たずに2位以内を死守し、そのまま2位以内でフィニッシュした場合、町田はルール上昇格できないから、その場合には3位以下の繰り上げはなく、自動入れ替えが一つ減り、J1の17位チームでも入れ替え戦で立て直せるというのがやはりモチベーションになる。要は今年は微妙なルール変更のおかげでJ1の残留戦線が活気づいたようなものだろう。

ただこれほど盛り上がる残留争いだけに、かつての主役大宮アルディージャがJ1にいないのはちょっと寂しい。大宮は残留争いを演じて残り10試合を切ると、鹿島以外の上位チームを食って上位争いまでもかき回し、最後はちゃっかり生き残るだけにまさにJ1になくてはならないチーム。来年以降も今年と同じ昇降格システムが継続されるなら、今年は大宮が昇格してほしいものだ。

一方で神戸は何でもカネで解決しようとする姿勢が気に入らない。最終的にはバルサ化とかカッコいいことをほざきながらACLもカネで優勝しようと意気込んでいるのだろうが、それが一転して4連敗、17位G大阪とは得失点差で優位にあるものの、3試合で入れ替わる可能性もある険しい情勢となっている。もはやカネにこだわりすぎるチームにはいい思いをさせたくないから、今後神戸と対戦するチームは神戸戦だけは通常以上のテンションやパフォーマンスで神戸を倒し、神戸を入れ替え戦くらいには回してほしい。

柏にしても今年は本当に呆れた。ACL優勝のためにJ1リーグを捨て、最悪16位での入れ替え戦、あるいはJ2降格してもいいと言わんばかりにACLを優先したはずだが、まさかのグループステージ敗退。そしてその悔しさをJ1リーグで晴らすどころか、残り7試合の時点で16位。最近の試合を見てもどこかバラバラで脆さが感じられ、下位チーム同士の直接対決も長崎には大勝したものの、それ以外は勝てる気がしない。柏の場合は明らかにACL優勝のためにJ1リーグを捨てたツケで現在の低迷を招いているようなもの。それだけに柏もJ2降格して自分たちをもう一度見つめなおした方がいいんじゃないかな。

とりあえず個人的には柏と神戸はJ2降格してほしい。ACL優勝のためにJ1リーグを捨てるとか、いざとなったらDAZNマネーを使って審判買収なんて絶対に許せないことだから・・・。

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この記事へのコメント

cray
2018年09月25日 08:06
今年のJ1残留争いは例年以上にすごい。横浜Mや柏が巻き込まれ、半分以上のチームがまだ危険な状況だから。惜しむらくは鹿島が残留争いに巻き込まれてないこと。鹿島はJの中で明らかに勝ちすぎだし、タイトル独占しすぎでその分Jリーグをつまらなくしていると思う。せめて来年からは鹿島が残留争いに巻き込まれてほしい。優勝争いもいいけど、もっと残留争いが熱くなってもいいと思う。

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