運不運はあってもやはりドラフト制度っていいよね!戦力格差拡大と競争力低下を防止するには不可欠だ!

最近はまた忙しくてなかなかブログを書いてなかったけど、先日のプロ野球ドラフト会議の結果を受けて思ったことがある。

やはりプロ野球のドラフト制度はいいよね!

プロ野球のドラフト会議といえば、一時期逆指名制度だったこともあったが、近年はまたかつて多くのファンをドキドキさせたウェーバーでのクジ引き制度になっている。今回のドラフト会議では大物級の選手が概ね巨人・ソフトバンクといった強すぎてつまらない金満巨大チームよりもその他の下位チームにいい感じで分散した印象で、個人的にはよかったと感じた。

具体的には、超高校級スラッガー清宮幸太郎はかつての清原和博を越える7チームの競合の末に日本ハムが指名交渉権をゲット。清宮世代といわれるライバルでは、広陵高の捕手中村奨成は広島と中日の競合の末に広島、履正社高のバランスが取れた安田尚憲はロッテが各々指名交渉権をゲットした。社会人でナンバー1左投手で注目されたJR東日本の田嶋大樹は西武、オリックスの一騎打ちで、オリックスが指名交渉権をゲット。その他の大物指名交渉権獲得といえば、楽天がドラフト2位で慶応大学で六大学通算本塁打21本をマークした岩見雅紀を引き当てた。

一方で金満ゆえに強すぎてつまらない巨人・ソフトバンクは例年よりもドラフトで苦労したようだ。中でもソフトバンクは明らかな大物・即戦力を3連続でクジで外すありさま。だがこのような巨大戦力を誇り人気もあるビッグクラブでも時には大物を下位チームにさらわれるのは、戦力均衡・下剋上のドラマを巻き起こす可能性が得られるという楽しみともいえる。やはりプロスポーツといえども、初めから特定のビッグクラブが優勝するとわかっていたり、その中にさらに若き大物が加われば、格差が開きすぎ、競争力低下につながり、ひいては人気や注目度も低下することになるもの。そういう意味では今回のドラフトはまさに理想的な結末だったのではないだろうか。

ドラフト制度のないサッカーJリーグは、近年は村井満チェアマンや一部サッカージャーナリストがやたらとビッグクラブの台頭を望み、中でも村井満チェアマンは今年からパフォーム社との大型契約で得た莫大な資金を主に前年度の上位チーム、すなわちACL参戦チームの強化のために重点的傾斜配分するようになった。そのため、今年のJ1では7月の中断(18節)までは10位のチームでもまだ優勝の可能性が語られていたはずだが、8月以降は実質的に鹿島と川崎だけに絞られ、ACL出場圏内(最悪でも4位入賞)争いにしても、3試合を残した時点で3位C大阪から6位磐田まででほぼ濃厚となった。ACL決勝を控えている7位浦和は4位とも6ポイント差で理論上は厳しくなっている。一方で残留争いについては、村井チェアマン就任以前ならば、残り3試合でも11位まで降格の危険性があり、しかも戦力的な上位クラスが2チームくらい名を連ねることもあったのに、今年は12位チームが既に残留確定。従来の上位クラスで降格の可能性を残しているのは広島だけと、ある意味波乱が少なくて興ざめしたといえよう。J2にしても、例年なら残り3試合の時点では、J1からの降格組3チームのうち最低1チームは既にプレーオフすら消滅しているはずなのに、今年は湘南が既に優勝、名古屋が3位、福岡が4位、しかも上位10チームのうち9チームがJ1経験チームばかり。まさしく村井チェアマンを筆頭としたビッグクラブ待望論のための過剰な上位重視の傾斜配分でJリーグはつまらなくなってしまった。

本来スポーツというのは、プロアマ問わず、できるだけ同じ条件の下、全体的に均衡し、格差なんてない中で全力でぶつかり合い、時に下剋上や波乱すら楽しむもののはず。そしてスポーツはカネが全てではなかったはずだ。プロ野球では巨人が1994年オフに30億補強を行い、数年後にはダイエーホークス(後にソフトバンク)や阪神も後を追うような形でFA戦線など、過剰なマネーゲームが展開されるようになった。そして2007年からは特にセ・リーグでは巨人だけが他チームの追随を許さないくらい戦力を寡占するようになり、そのかいあって毎年CSに出場していた(2017年は4位に終わったが)。パ・リーグでも1990年代の西武が霞んでしまうくらいにソフトバンクが長年札束攻勢で主力を強奪。こちらもやはりカネの力でパ・リーグの盟主を奪ってしまった。正直カネだけですべてが決まるなんてスポーツらしくないし、見ている人にとっても面白くないのではないか・・・。

ドラフト制度については「クジだけで職場や人生を決めてしまうので強引すぎるのではないか?かわいそうじゃないか?」など反論も確かにある。過去には自分の好みではないという理由で入団拒否した選手もいる。また、清原和博のように「(クジで負けるリスクがあっても)指名させていただく」と確約があったとされる巨人に裏切られ、盟友との関係がしばらく悪化した例もある。

ただ、真のプロアスリートであれば、自分の性に合わない、もしくは厳しすぎる環境でも文句を言わずに最高のパフォーマンスを見せられれば、順当に巨人に入団して順風満帆に過ごすよりも価値があると思うし、下剋上を果たしたチームのエース・主軸であれば、子供たちに夢を与えられるというもの。元々日本人はカネの力で強いチームを作るやり方を好んではいなかったはずだし、ここ数年のサッカーにおける中国の上位チームに対する批判も絶えないはず。むしろ変なカネや商業主義の色が定着してない金の卵こそ温かく応援し、変な色がつかないように祈るべきだろう。選手にしても、初めから条件など合わないチームに入団したとしても、かつての清原和博みたいに11年も西武で頑張った例を思い出し、反骨心で結果を出した上で、いずれ条件のいいチームに認められて移籍するなら文句はない。それでも我慢できないというなら最初からプロなんてやめるべきだ

いずれにしても近年日本のスポーツは何かとカネばかり前面に出過ぎている。特にJリーグは村井チェアマンが自身の在任中にACLでJリーグチームに優勝してほしいと思っているようで、ACLでJクラブに勝たせることばかりこだわりすぎているように見える。そのために中国に対抗するような形でマネーゲームが過熱しすぎてACLに参戦できる見込みのある限られたチームだけ贔屓しすぎて上位と下位の格差を過剰に拡大させるのは不毛だしやめてほしい。選手もそうだが、ファンもいい加減拝金主義に陥らず、もっとスポーツの本質を見るように心掛けてほしい。そして目先の勝利だけでなく我慢も必要だということを理解しないとね。それがくだらないとか、勝てば何してもいいと思うならスポーツに人生を乗っけても意味がないのではないか。そういうことを考えると、やはりプロ野球のドラフト制度はアスリートにとっていい勉強になるので今後も続けてほしい。

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