楽天イーグルス、デーブ大久保監督が1年でいきなり辞任!やはり坊ちゃんオーナーの現場介入は痛恨!!

楽天イーグルスの大久保博元監督が今季限りで辞任する意向だ。

楽天は、補強が空転して苦戦続きのオリックスと最下位争いの末についに最下位に転落。8月28日現在はゲーム差はなしだが、大補強のオリックスの方が地力では上で、楽天は負傷離脱が多いため、おそらくこのまま最下位定着が予想される。いずれにせよ、成績不振の責任をとり、今後話し合いの中で辞意を伝えるとみられる。

それにしても2013年にせっかく日本一に輝いたチームがその後2年連続低迷、しかも監督が途中交代とは本当に落差が大きい。日本一の時には闘将星野仙一が監督を務め、当時試行錯誤しながらも、エース投手田中将大(マー君)を中心に守りを優先したような戦いぶりで3年目に悲願成就し、野球ファンならずとも感動を覚えたものだ。それでも同年オフにマー君が大リーグに移籍すると、2014年は案の定穴埋めができずに転落。そして星野氏が休養~佐藤義則コーチも辞任~大久保氏が指揮を執るというドタバタぶり。大久保氏は昨オフに正式監督就任となった。

そして開幕前から悪い兆候が出ていた。昨年秋季キャンプでの直立不動あいさつ強要、休養日にも地区清掃で実質無休、2月のキャンプからは時折変則的でユニークなメニューも含むものの、厳しさを前面に出し過ぎの練習続き。開幕すると予想通り負傷者続出。特に打撃が弱かった。投手陣は防御率が3.54と3位なのはマー君退団後にしては健闘しているようだが、点が取れないうちにジリ貧に陥る弱小チームの悪循環に見事にハマってしまった。

悪いことに、7月下旬には田代富雄打撃コーチが電撃辞任。これは三木谷浩史オーナーが毎試合ごとに打順・オーダーや代打起用など過剰に口を出す、いわば現場介入が度を過ぎており、秩序が保てなくなったからだ。そして田代氏は不満が爆発したわけだ。田代氏はチーム内でも人望があり、闘将大久保監督も一目置いていただけに、打てないチームはどん底状態になり、空中分解の末オリックスとの逆天王山に敗れてついに最下位に・・・。

三木谷オーナーの異常なまでの現場介入はチーム発足の2005年田尾安志監督、日本一を経験した星野仙一監督時代にもあった。だが野村克也監督時代はさすがに三木谷オーナーがその実績と年季ゆえに口を出せず、星野監督については、彼自身キャリアとプライドがあり、できるだけ無視していたという。そして現在の大久保監督なら野村氏・星野氏ほどキャリアがなく、大久保監督自身も選手に対しては厳しすぎるのに、フロントには媚を売る八方美人ぶりがあるため、遠慮なく現場介入が続いた。

なぜ三木谷オーナーはそうまでして現場介入するのか?本人はフロントと現場の一体感を強めたいと述べたことがあったが、これまで楽天が一体感を見せたのは2013年の日本一のシーズンだけじゃないか。でしゃばりすぎだよ。現場介入に屈しなかった時代の監督にしても、相当ストレスは感じられただろう。大久保監督が闘将ぶりを世間から恐れられながらも、執拗な現場介入にNoといえないのはおかしい。

若き日にはヤンチャ坊主で、西武のコーチ時代には球界の宝候補の左腕投手の私生活にケチをつけ恫喝するなど、ネチネチいじめ、楽天ではコーチ時代から何においても妥協を許さなかった。そんな暴れん坊がなぜ坊ちゃん育ちで競技そのものに理解のない(頭そのものはいいと思うが、競技の醍醐味を知らなすぎ)オーナーの現場介入に「越権行為だ!」と怒らないのは弱腰だ!何が板挟みだ?八方美人どころか、理念なき操り人形じゃないか!器が小さすぎる!たとえ最下位脱出しても辞任は正解だ!

一方で三木谷オーナーにも一言。

一体感を強くしたいのなら、まずはチーム内の雰囲気・空気を読めよ!過剰に口を出すことで果たして結果は出たのかい?星野監督時代に口を出さなかった時の方が成績は良かっただろう。選手やスタッフたちはポジティブに戦っているように見えるかい?負傷離脱者の多さも現場介入・恐怖政治の影響は否定できない。

1980~90年代に同じパ・リーグで圧倒的に強すぎた西武は、当時GMとして高名だった根本陸夫氏とオーナー堤義明氏が「カネは出すが、口は出さない」を徹底させていたが、それでうまくチームは機能し、結果が出ると、優秀な選手が次々西武への入団を望み、強豪として勝ち続けるサイクルができた。真に強いチーム・組織は役割が明確に分担されている。つまり現場のことは基本的に現場に任せることが大事なのだ。三木谷オーナーは元々恵まれすぎた環境で生まれ育ち、天才でもあったため、常に順風満帆に王道を歩んできた。それゆえにオレ様気質が露骨になったのだが、野球は元々未知の世界だったはず。それならもっと謙虚に一から勉強し直し、現場の邪魔にならない方面で力を尽くすべきではないのか。今のままだとさらに不協和音を促進するだけにすぎない。

大久保監督辞任が正式に決まった場合、来年に向けては早くも地元縁の大物か、日本球界を経験した外国人に白羽の矢を立てることが予想されるが、ネームバリューや小手先だけで改革してもまたツケを払うだけに過ぎない。サッカーでいう、元鹿島のオズワルドオリベイラ氏みたいな決して有名でない金の卵みたいな指導者が見つかればいいのだろうが、そのためには坊ちゃんとしての衣は脱ぎ、足で地道に稼ぐことが求められる。もっとも坊ちゃんオーナーはオレ様気質と根気のなさを克服しないと意味がないのだが。

何にしても、楽天イーグルスのハチャメチャ物語は三木谷オーナー健在のうちはずっと続きそうだ・・・。

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