プリキュアのオールスターズDXは良かった。でも今のプリキュアは・・・

2015年も早くも3月に突入。3月といえばサッカーJリーグの開幕間近。だが今日はアニマックスで映画「プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合! 」を見た。この映画は見てなかったので数日前から楽しみにしていたが、見ておいて良かったと思う。

ここで感じたのは、やはり最近の2作とは違って過去のシリーズ、「Yes!プリキュア5」と「フレッシュプリキュア」についてはストーリーも面白く、メンバーも概ね可愛くて一見さんを惹きつけるくらいの、近年のアニメなりの色気もあった。さすがに「ふたりはプリキュア」はMaxHeart(MH)、Splash☆Star(SS)ともに色気は皆無だったが、フレッシュまでに出演していた14人が最初はストーリーごとにバラバラだったところから、邪悪な強敵フュージョンに対して、全員の力を結集するという流れ・シナリオは通常のアニメとは異なる楽しみ方ができたのではないか。また、ミラクルライトを振り回すのは、もはや昨年のハピネスチャージ組が出た作品まで定番だが、今日放送されたDXを見て、アニメではプリキュアに限らずこういう演出も必要だと思った。それまでほとんど面識がない状況下、言葉は変だが、美人からブス、優等生やスポーツ少女から落ちこぼれまで、さらに妖精まで一つになって強大な邪悪の敵を倒すチームワークも、アニメだからとはいえ13~15歳の女子としては立派なものだ。

こうして考えると、今日のDXを見て、どうしても過去のプリキュアを思い起こすんだよね。例えばプリキュア5は主人公夢原のぞみが可愛くて色気はあっても勉強・スポーツはダメ、それでも常にポジティブに頑張り、パルミエ王国を復活させようという夢を持っていた。ナイトメアとの戦いでは苦戦し、スポーツ少女夏木りんや優等生水無月かれんでさえも絶望しそうに陥っても、自分だけは絶対にあきらめない姿勢で盛り立ててきたのはまさにヒロインといえよう。以前TOKYO MXで放送されたのを何度か見たときに、あの時代に戻れればと感慨に浸ってしまったものだ。

フレッシュプリキュアも別の意味でよかった。この作品は当時の映像技術や時代背景からすると、グラフィックがやや古く感じたものの、4人(桃園ラブ、蒼乃美希、山吹祈里、東せつな)ともプロポーションが8等身(あるいはそれ以上)に描かれ、その分色気があり、大人のような雰囲気も感じられた。また彼女たちの生活する街全体の庶民的な雰囲気がよかった。敵にしても、ウェスターとサウラーの2人は他のシリーズと比べるとまだ人間味というか武士道精神に近い要素も見られ、ナイスガイだと思う。ある意味正統派といえるのでは。あとはしいていえば、ラブやmktn(蒼乃美希)の美脚で蹴られたナケワメーケなどの怪物がちょっとだけ羨ましく思ったよ(笑)

あと、私がプリキュアで良かったと思うのは、やはり「スマイルプリキュア」だ。2013年頃に述べたと思うが、この作品もメンバーは概ね可愛くて、戦闘で敵に吹っ飛ばされるシーンも含め色気を感じた。たださすがにそれまでの「スイートプリキュア」やフレッシュと比べるとちょっと子供っぽさも感じたが、各作品ごとに独自の色をつけるのは有効な戦略として評価していいだろう。主人公星空みゆきは5ののぞみ以上に頼りない印象ではあるが、「僕が守ってあげたい!」と思えるくらい感情移入したくなるのはこれも印象に残るヒロインとしての資質は感じられる。もちろん彼女たちが出るようになった2012年以降の映画も一見の価値はある。

ところが最近になればなるほど、プリキュアから色気がなくなり、戦闘も派手な技・演出はあるものの、スマイルまでと比べるとどこか無機質というか無骨さが感じられた。「ドキドキプリキュア」は相田マナとまこぴー(剣崎真琴)こそ可愛いけど、設定としては、キュアエースまで含めメンバー5人ともあまりにも優等生ぶった感じで、戦闘でも比較的順調すぎるイメージであまり感情移入できなかった。

昨年の「ハピネスチャージプリキュア」、そして最近の「Go!プリンセスプリキュア」(以下Goプリと呼ばせてもらう)に至ってはグラフィックも完全手抜きとしか思えない。これはかつての韓流ビジネスでうまいこと儲けてきたフジテレビと同じようなやり口に感じられて何だか納得いかない。ましてやGoプリなんて、さすがに時代遅れに感じる。「お覚悟はよろしくて」「ごきげんよう」なんて明らかに庶民の感覚とはズレすぎだ。またプリキュア変身後、モードエレガントなどといってコスチュームがロングスカート状になるシーンについても、これまでの流れと違いすぎるので不満すら感じてしまう。

戦闘時のロングスカート、お嬢様的会話、学校名がノーブル学園というところなど、まるでライブドアショック直前の勝ち組・セレブ流行や1985年頃のバブル時代を無理やり想起させようという魂胆すら感じられる。近年の円安株高・相次ぐ値上げをゴリ押しする自民党・日銀などの影響を受けているのではないかと邪推したくなるが、アニメ制作の面でもこういう悪影響を受けているとしたらあまりにも悲しすぎる。

また、近年はアニメの世界で色々と規制が厳しくなっているが、アニメやドラマはもともとフィクションで非日常が前提なのだから、そこまで規制しなくてもいいのではないか。少なくともプリキュアは、翌日からまた会社あるいは学校に行かなければならない人々のリフレッシュのための日曜朝のアニメ。制作側のコストの都合や政府の政策に合わせてなどという、わがままな事情で視聴者を辟易させるようなことはしてほしくない。最近の2作が物足りなく感じるのはそこが原因なのだから。少なくともアニメの世界、ましてやプリキュアくらいは規制があまり厳しくなかった時代の感覚に戻ってほしいものだ。最近になってセーラームーンが再ブーム化しているくらいなのだから・・・。

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