黒田博樹、メジャーでの厚遇を蹴って年俸5分の1でも古巣広島復帰!日本では初めてのカッコイイ話だね!

プロ野球でものすごい感動的な話があったなあ・・・。
米大リーグヤンキースでFAとなり去就が注目されていた黒田博樹投手が8年ぶりに古巣広島に復帰した。黒田はもともと大リーグでは5年連続2桁勝利(2014年は11勝9敗)と活躍中で、パドレスを筆頭に複数のチームが日本円にして約20億円の大型オファーを出していたくらいだ。来年2月で40歳になる大ベテランに対しての高評価だが、活躍度や現地での人気からすればうなずける話だろう。

それにも関わらず、年俸は4億円前後で、大リーグ続行と比べて年俸が5分の1しかない契約の広島に復帰したのは衝撃的だ。一時は大リーグ続行に魅力を感じたはずだが、厚遇を蹴ってでも古巣広島に復帰したのは本物のカープ愛じゃないか、カッコイイよ!

「カープ相手に投げる自分が想像できなかった」(2006年11月FA権取得後、巨人などのオファーを断り、FA行使せず残留のコメント)
「今の僕があるのはカープのおかげ。いずれは帰り、恩返ししたい気持ちはある。日本に帰るならカープしかない。帰るなら、バリバリやっている時に帰りたい」(大リーグ移籍直後)

サッカーの場合、本田圭佑を筆頭に成功している選手ほどビッグクラブでの活躍を望み、うまく通用しなかった選手は複雑な心境で帰国し、前所属Jクラブ、もしくは資金力・順位が上位のクラブに入団するケースが多い。野球でも似たような境遇・考え方の選手が多く、元気でピークを迎え、現地で人気抜群の状態で帰国する選手はほとんどいなかったはず。それでもバリバリやれる状態で、お金はなくとも愛着を持てる古巣に復帰、優勝を狙うというのはまさに男のロマンだ。

黒田博樹という投手、彼はもともと内容のいい投球をしながら、不思議と勝ち星が量産できない、いわば「持ってない」印象が強かった。広島時代には完投数リーグ1位のシーズンを6度味わい、「ミスター完投」の異名を持っていただけに、野球をよく知るファンほど黒田への同情が強かったくらいだ。大リーグでは、完投より球数制限を遵守せざるを得なかったが、相応にフォア・ザ・チームの精神を身に付け、近年の5年連続2桁勝利に至った。
ちなみに広島時代は、1年目こそチームは3位だったが、黒田にとっての2年目以降は2007年まで10年連続Bクラスだった。一部では優勝してからの渡米を望む未練のような声も見られ、私も当初は野茂英雄みたいにはなってほしくないと不満があり、同時に心配したが、ドジャースだけならともかく、人気抜群ゆえにマークされ、ローテ争いが厳しいはずのヤンキースでも成功したことを考えると、先述したエピソードも含め、私の評価は上方修正された。いずれにしても7年間の大リーグ生活おつかれさまでした。

さて、古巣広島に復帰し、早くも来年の黒田もとい広島への期待は大きくなっている。ここ2年連続でAクラス、つまりCSに進出しているだけに、チーム力も冬の時代と比べて向上しているのがうかがえる。ただ過去に「持ってない」ことがあっただけにまた大一番で崩れる可能性はあるが、エースの前田健太、新人ながら今後期待株である大瀬良大地とのローテーションは楽しみだ。チーム愛むき出しの言動、それに基づく復帰がチーム全体にいい影響を与えると予想されるのも心理的に上積みになる。そうなると、来年はチームが長年苦手だった巨人戦での勝ち星をどう増やしていくかがテーマになるが、大リーグで活躍した経験を若手にうまく還元できればその点でも期待できるかも。これで来年広島が優勝したら実質的には黒田MVPでもいいんじゃないか。そう思えるほど、今回の黒田の古巣復帰は大きな価値がある。サッカーや他のスポーツでも、時折こういう全盛期の力・人気を得ながら、低年俸でも古巣、あるいは2部以下のリーグのクラブに移籍する男のロマンが見られれば清々しく、競技自体の人気も高まると思う。振り返れば、今年J2で4位に甘んじ、プレーオフでもブザマに負けた磐田について、長年欧州でプレーしていた松井大輔が加入した当初は、チームの流れを好転させ、何とか1年でJ1復帰できると予想していたものだ。大物選手の資金難・下位チームへの移籍は悪く言えば都落ちと揶揄されることがあるが、経験やカリスマある選手による下克上はスポーツに理解のある人々にとっては楽しみな要素なのだ。そして、近年スターのように持て囃されているアスリートや高年俸ビジネスマンたちも今回の黒田の決断をぜひ見習わないとね!

プロ野球は近年巨人ばかりがいい思いをして、セ・リーグは一強他弱のような情勢だったが、来年はJリーグ(J1)が2ステージ制になり、レギュレーションが複雑化、さらには金満体質と揶揄するサポーターの声が根強く、人気低迷が予想されるだけに、黒田、ひいては広島の活躍が人気回復のカギになりそうだ。カープ女子たちの間でも黒田の英断を讃える声が多く、ルックスだけが野球を楽しむ方法ではないと理解するようになったのは有意義なこと。カープ女子ブームはもう2年続いているが、広島はそのブーム3年目の来年こそ、本気で優勝を狙いたいところだね。そして黒田自身も古巣での初優勝を達成できたら最高のドラマといえよう。

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この記事へのコメント

にわか文化人
2014年12月31日 09:31
本当にメジャーで活躍中だった黒田博樹の広島復帰は清々しくなる話題ですね。それと最近日本ではスポーツ選手も政治家もうまく儲かった個人投資家もどこか思い上がりが感じられ、勝つために意地汚さが見られるような気がします。同時に国民の多くもそういう現象に疑問を持たないのはおかしいです。今回の黒田の姿勢を見て、国全体が悪しき風潮を改めるようになればいいのですが。
そう考えると、このブログはいいこと書いてあるなあと思うことが多いし、勉強にもなります。来年以降もこのブログ楽しみにしてます。

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